セキュリティ特集

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画像はサイバーセキュリティシンポジウム道後2024 公式ホームページ(https://sec-dogo.jp/)より引用

今回は、私両備システムズ社員”K”が2024年3月8日(金)~3月9日(土)に開催された「サイバーセキュリティシンポジウム道後2024」に参加したレポートを皆様に公開いたします。

サイバーセキュリティシンポジウム道後とは

サイバーセキュリティに関するイベントであり、官民一体となり意見交換を行うシンポジウムです。今や4大温泉セキュリティシンポジウムの1つと言われており、愛媛県の道後温泉、和歌山県の白浜温泉、新潟県の湯沢温泉、静岡県の熱海温泉の4箇所の温泉地で開催されるセキュリティシンポジウムの1つです。

毎年、道後では3月に開催されていましたが、コロナ禍の影響により、サイバーセキュリティシンポジウム2023は2023年6月に開催され、今回の2024は従来どおり2024年3月に開催されましたため、年度内に2回目の開催となりました。

2017年の初開催以降、毎年サイバーセキュリティに関する有識者や、民間事業者、警察関係の方々など、数百名規模の参加者で開催されています。

今年の会場は愛媛大学 城北キャンパスをメイン会場およびサテライト会場とし、オンラインでの配信も行われました。

当社からも、情報収集と業界関係者との同窓会のような形で、2~3年に1回程度の参加をしていました。が、なんと、今回は『ナイトセッション』に弊社社員が座長として登壇する事となり、私社員"K"は勉強を兼ねて参加をしてまいりました。

愛媛大学正門

威風堂々とした門構えで、ちょっと緊張します。

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案内板

4カ所の会場を丁寧に説明した看板もイイネ!

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ナイトセッションとは

シンポジウムのメインともいわれる、意見交換会(立食パーティ)のあと、19:15~21:15まで行わる、その名の通り、夜に行われるセッションです。

ナイトセッションは4つのテーマに分かれており、参加者は聴講したい会場を行き来しながら、時間内に興味のある話を聞くことができます。

今回、弊社が担当したナイトセッションは『医療機関のセキュリティ対策:現状と未来』というテーマで進行をすることとなっています。

座長は、トレンドマイクロ株式会社様と弊社セキュリティ・インフラ事業部の有森貞和。

弊社はトレンドマイクロ株式会社様より、共同座長のお話を頂き、快諾。2名で座長を務めることとなりました。

ナイトセッションの感想

社員"K"より:

実は私社員Kは、愛媛県出身で両備システムズへ入社し、セキュリティを担当し始めて約1年の新米社員です。

コロナ禍だったこともあり、私自身はまだまだ、リアル開催のイベントに参加することも、セッション形式の講演にもあまり参加したことがなかったため、登壇者以外の参加者の方も自由に発言できる雰囲気をとても新鮮に感じました。ただし、まだ駆け出しのセキュリティ担当ということもあり、難しく感じる内容もあり、まだまだ勉強が必要と感じました。

医療におけるセキュリティは、ほかの業界のセキュリティとは異なる点も多く課題をたくさん抱えている印象です。IT企業とは違いセキュリティに詳しい専門家がいないこと、また電子カルテやMRI・CTなど病院特有の機器を取り扱っていることなどが挙げられます。今回のセッションではそういった課題の解決に向け、深い話し合いが行われており、座長の有森はすらすらと具体例を交えながら話をしている姿を見ると、私も堂々と発表できるようになりたいなと実感しました。

座長:有森貞和より

今回は、大変ありがたい機会をいただき、シンポジウム関係者の皆様には感謝申し上げます。

また、ご参加いただきました皆様には、闊達な議論を交わすことが出来、有意義な時間となりましたこと、お礼申し上げます。

ナイトセッションでの内容は、参加者のみへの公開となっているため、すべての内容をお伝えすることは出来ませんが、医療機関における情報セキュリティ対策の実態やベンダーの抱える課題をご参加の皆様と共有できたことで、自身の考えが間違っていなかったこと、また共感者が多いことについて確認をすることが出来ました。

ナイトセッションの様子①

会場後方からの様子

メインのスクリーンに加え、2台のモニタが天井からつるされ、後ろの席からでも見やすくありがたいです。

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ナイトセッションの様子②

弊社、有森による「医療機関のセキュリティ対策:現状と未来」の講演

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参加しての感想

私社員"K"は恥ずかしながら、地元愛媛県でこのようなサイバーセキュリティシンポジウムが開催されていることを知りませんでした。

今回初めて参加させていただき、専門的な話も多かったですが今後の業務に生かせる話をたくさん聞くことができました。

また、たくさんのセキュリティ関係者の方々と名刺交換や会話をすることができ、自分自身のサイバーセキュリティに対する知識を深めることができました。

地方ではまだまだセキュリティ意識が根付いていないというお話もありました。愛媛県がサイバーセキュリティに強い地域になるとよいなと思います。また、弊社の有森が講演している姿をみて、いつかは私社員Kも講演する側として参加したいと強く思いました。

最後に、地元愛媛から発信されるシンポジウムにはこれからも愛情を注ぐとともに、私社員Kも社会に貢献できるようなセキュリティエンジニアとなれるよう、これからも努力していきたいと感じたシンポジウムでした。