自治体職員様向けグループウェア「公開羅針盤V4」で LGWAN内で生成AIを利用できる「AIチャットサービス」を提供開始、 文章作成や立案など業務効率化を支援

株式会社両備システムズ(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:松田 敏之、以下 当社)は、当社が提供する自治体向けシステム「公開羅針盤V4(ブイフォー)」のグループウェアシステムのオプションサービスとして、LGWAN(エルジーワン:総合行政ネットワーク)から利用できる「AIチャットサービス」を、2023年12月より提供開始いたします。

背景

現在、我が国ではデジタル庁の指導のもと、AI技術の積極的な導入を推進しています。とりわけ自治体では、職員様の業務効率化が急務となっています。自治体における業務は多岐に及び、その対応には多くの時間と労働力を必要としており、生成AIの導入によって、これら複雑な業務の負担を軽減することが可能となります。すでに複数の自治体からAIチャットの具体的な利用に関する相談を受けています。自治体が直面する業務効率化の課題解決に貢献し、より良い公共サービスを提供できるようなサービスを求められています。

サービス内容

本サービスは、「公開羅針盤V4」グループウェアシステムのメッセージ機能にてMicrosoft社のAzure OpenAI Service(※1) のGPTモデルを使用したAI bot(エーアイボット)とのチャットを行うことができます。AIとの対話を行うことで、文書作成等における業務の効率化をサポートします。さらにサービスの導入に伴い、解決したい課題を伺いAIチャットの活用例もご提供させていただきます。職員様の業務効率化を実現できるようAIチャット活用の運用面でもサポートをいたします。

※1:Microsoft社のAzure(クラウドプラットフォーム)上で提供される、OpenAI社の生成AIサービス。

「AIチャットサービス」利用イメージ図

特長

・大量のデータを学習したAIが、人間が自然に行うような対話形式で情報を提供します。
・自治体のLGWANの端末からの利用が可能です。
・Azure OpenAI Serviceを利用しているため、入力した内容がAIの学習に利用されることはありません。
 また東日本リージョンでのサービス利用のため、データが日本から出ることもなく、安心してご使用いただけます。
・公開羅針盤V4と連携しているため、ユーザー毎に利用権限を管理し、AIチャットの利用できるユーザーの制限を行うことができます。
・利用可能トークン数の上限を設定でき、想定した予算以上の利用を防止できます。

 

AIチャットサービスの活用事例

・文章作成:要約や公文書などの文章の校正、メールや通知文などの作成を支援します。
・立  案:構成案の作成、ブレインストーミング、広告コピーの作成など案出しに利用できます。
・情報分析:専門用語や公文書などの難しい用語・文章を言い換えて説明、アンケートなどのデータの分析を行うことができます。
・業務補助:エクセルなどのツールの使用方法、マクロやバッチの作成支援で業務自動化ができます。
 

提供価格

固定料金+従量課金(個別見積となります。)

今後の展望

自治体ごとに異なる情報(例規、自治体内の運用ルールなど)を学習することで、学習した情報をもとに自治体独自に特化した回答をするサービスを計画中です。これにより、職員様それぞれの抱える課題や問いに対して、より適した回答をご提供できるように検討してまいります。
またAIチャットを通して、スケジュールの確認や登録、メールの本文を作成しそのまま送信を行うなど、公開羅針盤V4との連携を強化し、自治体職員様ひとりひとりの秘書やコンシェルジュとなるようなサービスを提供できるよう進めてまいります。
さらにLGWAN上で生成AIサービスを使用できる環境を活用して、公開羅針盤V4を含む様々なサービスとの連携を模索していきます。

このページに関するお問い合わせ

株式会社両備システムズ 公共ソリューションカンパニー
TEL:086-264-0159