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PROJECTプロジェクト紹介

文教ソリューション: 校支援

2021年入社

SE

M.O.

M.O.

2012年入社

SE

N.M.

N.M.

2020年入社

SE

S.F.

S.F.

プロローグ

2016年9月から提唱された「働き方改革」。民間企業においては一定の成果を上げていることに異論はないだろう。しかし、学校現場における教職員の労働時間長時間化は依然解決されていない。そんな中文部科学省は2019年、「公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン」を策定し、労働時間削減に向けた具体策を求めたが、各現場は打開案に頭を抱える状況だった。

次世代型校務支援システム「RYOBI-校支援」は、そんな学校現場にとって「教育DX」を実現するソリューションだ。両備システムズが長年にわたり文教ソリューションで培ってきた実績と知見を集結させた製品で、自治体内の様々な情報を一元管理し、学校業務の効率化をサポート。先生方の業務負担軽減をはじめ、児童・生徒の学習状況等を可視化することでデータに基づいた指導を支援する。さらに、児童・生徒が一人一台持つタブレットの利活用や、家庭・学校・地域との連携までフォローすることが可能となる。

このプロジェクトストーリーでは、2011年に産声を上げた「RYOBI-校支援」が進化を重ねることで、管理や支援システムの枠を超えた、現場が求める「教育DX」の切り札を目指すべく奮闘する、若手SEたちの活躍をドキュメントしていく。

「教育DX」浸透に向けた若き導入チーム

「RYOBI-校支援」は、立ち上げ3年で10市町村への導入に成功。その後も毎年順調に導入数を増やし、現在は業界でも5本の指に入るポジションを獲得している。
N.M.は、「RYOBI-校支援」の導入リーダーとして、シェア向上・トップ入りを目指すとともに、学校現場への「教育DX」浸透をミッションとして奔走している。

N.M.
N.M.

私がこのプロジェクトにジョインしたのは2019年。それから間もなくして、「RYOBI-校支援」の「教育DX」に対する可能性を実感する導入案件に携わりました。当時は正直言えば、このソリューションの可能性を信じ切れないまま、お客様と共にがむしゃらに導入と運用方法の策定を進めていった思い出があります。

結果、お客様からスムーズな導入成功に感謝いただいたことはもちろん、なんとその成果を県内の業務効率化の発表会で取り上げていただきました。自分の想像以上に現場は困っている、そして自分たちの手に強力な解決方法があるのだと強く認識した次第です。

N.M.が当初、その真価を見極められなかったのも無理はない。「RYOBI-校支援」は、1つの総合ソリューションではあるが、ひとくちに「校務」と言っても多岐にわたり、たくさんのサブシステムで構成され、あらゆる学校業務をフォローするという膨大なものだからだ。

さらに、自治体ごとに出退勤方法や帳票の違いなどが存在し、どう運用に落とし込むか、どうカスタマイズしていくかという難しさもある。だからこそ、長年培ってきた知見がキーとなるシステムであり、そこに両備システムズの優位性が活かされてくるのだ。

そんな中、このプロジェクトに大きな転機が訪れる。2020年にS.F.、2021年にM.O.と、続けて新人を迎え入れたのだ。奇しくもどちらも、教育を学んだバックグラウンドがあり、「RYOBI-校支援」に惹かれて両備システムズに入社したという共通点があった。

S.F.
S.F.

教育学部出身ということもあって、「先生たちが使うシステム」というのは親近感を覚えました。逆に言うと、文系ゆえ、身近なところでしかソリューションをイメージできていなかったとも言えます(笑)。ただそれも、担任の先生が関わる出席管理や通知表くらいまでしか想像の範疇にはなく、保健の先生や事務方までおよぶ業務があると知り、驚いたことを覚えています。

N.M.
M.O.

私は親が教員ですので、当初は教員志望でした。そこから方針転換し、SEを目指す中で「RYOBI-校支援」を知り、両備システムズを志望しました。私の知っている学校現場はアナログなイメージだったので、こんな風にデジタル化、ひいては「教育DX」まで持っていけたら、とワクワクしたことを覚えています。

ただいざ配属されてみると、こんな膨大な情報や機能を私が把握・理解できるのかと不安な気持ちがあったのが正直なところでした。

こうして、「教育DX」を推進する総勢20名の若きチームが、新しい海原へと舵を切り始めた。

学校現場とともに進める「教育DX」の実践

新人研修を終えて配属後、S.F.、M.O.は、まずはお客様独自の帳票カスタマイズから業務をスタート。フレームワークに Ruby on Rails 、データベースに MySQL や Microsoft SQL Server といった環境にも慣れた頃、N.M.の指揮のもと、いよいよ学校現場の課題解決に乗り出していく。

M.O.
M.O.

ニュースをはじめ至るところから、「先生の残業時間が多い」という話を耳にしていました。その点「RYOBI-校支援」なら、勤退を正確に把握するための出退勤管理機能、そして事務作業を効率化させる機能によって授業以外の効率をアップさせ、本来の教育に専念できる環境を作ることができるはず、という強い想いがあります。

特に、私が手がけた職員の時間外作業を集計する機能。これまでは、Excel で手計算したものを先生が取りまとめていました。この機能リリース後は、それを自動集計で済ませることができるように。「毎月の煩雑な業務が減って楽になった」という声を聞くことができ、すごく達成感を覚えましたね。

S.F.
S.F.

教育学部だったものの教員免許もなく、教育実習も行かなかった私は、やはり教育現場と現実が見えていないというコンプレックスがありました。そこで、自分が率いた導入案件では、教育委員会の方を交えてしっかりヒアリングを行いました。

見えてきたボトルネックは、やはり学校ごとにバラバラの帳票。そこで各学校の細かい項目の違いを吸収しつつ標準化していけるよう、整理整頓していきました。結果、お客様からは、「見やすくなったし、使いやすくなった。すごく良くなった。」というお話をいただけています。

もう一つ私が気を付けている点があります。それは、一口に「学校の先生」と言っても、若い人からベテランまで、そしてITへの慣れも千差万別。ITリテラシーが高い人に合わせて作ってしまっては断絶が生まれてしまって、「教育DX」なんて実現できません。だからこそ、提供側の理屈を押しつけるのではなく、万人にとって使いやすいものにしていく努力を忘れてはいけないと思っています。

このようにSEは、現場の声を拾い上げ、機能のカスタマイズや現場の声のフィードバックによって、「RYOBI-校支援」をよりいっそう強化していく役割を担っている。これらをとりまとめ、優先順位をすり合わせてシステム全体の方針をデザインしていくのが、N.M.らマネージャーたちのミッションだ。

N.M.
N.M.

総合ソリューションのメリットは、なんといってもデータの一元管理とその利活用。あくまでもその全体最適からは軸をずらさないよう、現場の個別最適を判断するようにしています。生徒の出欠や健康診断のデータ、先生一人ひとりが入力した成績データは、学校の管理職員や自治体職員側からも見ることができて、常に最新状態を保てるというメリットは乗数効果(※1)を生む、ということが大きいです。

また、S.F.が言うように、私たちの UI/UX(※2) 面での工夫・こだわりは、「画面がわかりやすい・見やすい」という声で、お客様から評価をいただいています。どんな方でも直感的に使えないと導入しただけで終わってしまい、本当の課題解決につながっていきませんから。

※1 乗数効果: 何らかの理由で生まれた新たな需要(有効需要)が、言わば「雪だるま式」に連鎖的に拡大していき、良いスパイラルを生むこと

※2
UI: ユーザがコンピュータシステムを操作するうえで触れる画面のデザインや操作性のこと
UX: ユーザが、UIを介してコンピュータシステムから得られる感覚的・感情的な体験のこと

「RYOBI-校支援」の確かな支援で学校現場に大きな希望を与え、「教育DX」の背中を押し始めている。その答え合わせは、先生と生徒たちの笑顔とともに明らかになるに違いない。

プロジェクトの課題と今後の展望

最後に、プロジェクトメンバーたちの課題と今後の展望について聞いた。

M.O.
M.O.

嬉しい悲鳴ではあるのですが、「RYOBI-校支援」のシェア拡大に伴い、既存ユーザからのお問い合わせや開発タスク数は増加傾向にあります。そのためタイム・タスクマネジメントを日々意識し業務数をこなすことで、私自身がより成長し、チームのボトムアップを図ることが直近の目標です。

また、学校現場が千差万別で、標準機能だけではどうしても対応できないことが出てきてしまい、かなりのカスタマイズ対応が必要になっているのが現状。そこをしっかり標準機能で吸収できる網羅性と、時代が求める最先端の標準化を提案していくところまでをパッケージングしていきたいです。

S.F.
S.F.

ここまで何度も語られてきたように、校務というのは驚くほどたくさんあって、その分、私たち自身もエキスパートになりきれていない業務があるのは事実です。私の場合、名簿や成績まわりの業務は深められている一方、たまにしか使わない機能は理解が浅く、お客様への提案時の調査に時間がかかることがあります。まずは、知識を高めていくことが直近の課題ですね。

それから操作性の面でもまだまだ改善の余地があると思っていて、画面や機能でなくとも、エラーやヒントのメッセージをわかりやすくしたり、標準化したりすることで、もっとお客様に寄り添えるところもあるのではないかと。

それから、お客様の満足度を高めていくためにも、現在直接やりとりしている教育委員会のみならず、最前線の先生方も含め、定期的にアンケートやヒアリングを行う体制も築いていきたいと思っています。

N.M.
N.M.

プロジェクトを推進していくうえで、いかに業務を効率化させられるか、「教育DX」に繋がるか、というプレゼンテーションにまだまだ苦手意識があるので、社内外に説得力を持って提案できるようにしていくことが直近の目標です。

また、「教育DX」が一度滑り出し始めれば、学校現場での創意工夫のニーズも高まっていくはず。お客様自身で帳票をカスタマイズできたり、機能が足りなくてもノーコード的に自ら課題解決ができたりといった、プラットフォーム化も必要になってくるかもしれません。

それから、エラーが発生した時に、その詳細理由や修正方法の表示や、入力をサポートするヒントなど、まだまだシステムを使いやすく、わかりやすくしていく工夫の余地があります。こうした両備システムズならではのこだわりが、必ず学校現場に響き、日本の教育に貢献できることを信じています。

メッセージ

M.O.
M.O.

就職活動では面接をはじめ、心が折れそうになる場面がいくつもあると思いますが、遊びや旅行など、大学生でなければできないことを適度に充実させながら、乗り切ってください。

私の場合は、同じITを志望している友人に適宜相談をすることで、ストレス解消を兼ねて情報収集や共有をしていました。幸い、当社に内定が出次第、就職活動を切り上げることができたのですが、一人ではドツボにハマっていたかもしれません。

岡山は、東名阪とも、札仙広福とも違う独特のポジションで、私にとってはちょうど良い場所。地元福岡から離れ、このコンパクトシティにやって来たことで、世界が広がった気さえしています。

S.F.
S.F.

大学まで生粋の文系人間で、ITに触れたのは両備システムズへの就職がきっかけ。そんな私でもこうして4年間、周囲のサポートを受けながらやってこられているので、「文系だから」という理由で二の足を踏んでいる人がいたら、心配しなくて大丈夫です。

何よりこの会社は、社員の人柄・穏やかさが段違い。地元が関西の私にとって、岡山は初めての地だったにもかかわらず、「ここなら絶対楽しくやっていける」と確信したほどですから。常に気にかけ、サポートしてくれるのはもちろん、同期でも先輩でも上司でも、話しかけやすい雰囲気が漂っているので、一人で抱え込むことなく、質問しやすいし、相談しやすいわけです。

業界や業務内容も大事ですが、会社説明会や面接や、接した人事担当者・社員、そして同期候補の印象から判断することも、良い社会人生活を送るうえでのポイントかもしれません。

N.M.
N.M.

好きなことや趣味は、社会人になってからも続けられます。ただ、それでも学生時代に比べればかけられる時間や熱量が変わるものです。なので学生時代は、好きなことをとことんやっておくことも大事だと思っています。少し突拍子もないくらいが、後々話題にもなってちょうど良いかもしれません。

というのも、仕事をするうえで常々思うのが、1つの視点のみならず、複数の視点を持つ重要性。それがすなわち想像力の豊かさに繋がるからですが、その視点は好きなことや趣味を通して培えるものでもあるからです。

システムを扱う者として、お客様がどのような業務に携わり、どのようにシステムを使うのか、それらはお客様の立場や役職によってどう変わるのか。これらを想像するうえで大切なのは、自分自身が見聞きしてきた情報とかけ合わせること。それが多方面に及べば及ぶほど、イメージは膨らんでいきますよね。

また、複数の視点からものごとを見る力は、難しい概念を簡単に表現できる説明力にも繋がり、相手の立場に立って、わからない人に理解してもらう説得力もまた、想像力によるものだと感じます。

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