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11月1日から11月7日

 

 

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11月8日から11月14日

 

11月1日から7日のワードクラウドでは、「dollar」「eur」「pmi」が大きなテーマとして存在し、続いて「bond」「boe」「fed」といったテーマが見えてきます。
11月8日から14日のワードクラウドでは、「dollar」「inflation」が大きなテーマとして存在し、周りに「yields」「treasury」「cpi」「stocks」等、前週と比べると比較的小さいテーマがたくさん存在していることが分かります。
実際に、11月1日から7日の1週間は、米国連邦公開市場委員会(FOMC)の開催、イングランド銀行(BOE)による声明といった注目イベントがあったことに加え、石油輸出国機構(OPEC)にて、サウジアラビアが原油の生産量増産を決定したことでエネルギー価格の高騰も一服しました。結果10月では、キーワードでとして頻繁に上がっていた、エネルギー価格の上昇を示唆する「energy」「oil」「gas」の流れから打って変わり、マーケットのポイントは、各国の中央銀行の動き、特に利上げ、インフレといった問題へと変化していきました。
11月8日から14日までの第2週では、10月から引き続き小テーマとして存在していた「inflation」が大テーマとなりました。米国、英国、欧州において各国の中央銀行の発表の中で、インフレに対して述べられることが多く、ニュースでも頻繁に取り上げられた結果と言えるでしょう。

 

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11月15日から11月21日

 

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11月22日から11月28日

 

11月15日から21日のワードクラウドでも、前週の流れを引き継いで「inflation」「dollar」が大テーマとしてみえてきます。周りには「eur」「gbp」などの通貨が小テーマとして存在しています。物価上昇、原価上昇、それに伴う人件費上昇といった側面から、世界的にインフレ傾向にあることを意識しており、今後のインフレに対する見方を、一時的と捉えるのか否か、各中央銀行へ注目しておく必要があります。
11月22日から28日のワードクラウドでは、2週目、3週目の流れを引継ぎ、「inflation」「dollar」の大テーマに加えて、「lira」が加わりました。「lira」とは、トルコの通貨であるリラを指します。トルコでは、エルドアン大統領がトルコリラに対する追加の利下げを支持したことで、日々リラ安更新中ということもあり、大きなテーマとして表示されました。

 

ワードクラウドを並べて可視化することによって、今回は10月からのテーマの流れ、そして「lira」のような突発的なテーマを発見し、文字の大きさからマーケット参加者がどういった情報を目にしてるのかを確認することができました。11月は第1週目を除くと常に、「inflation」が大きなテーマとして存在しており、今後の流れは、「inflation」をキーワードに各国の情勢を見てくことがポイントとなるでしょう。