INTERVIEW #04チャレンジのトビラを 開いた社員

ローカルを広げていけば、世界すら自分のフィールドになっていく!

ローカルの追究から、
グローバルのトビラを開く―

J.O.2003年入社

グローバルな視点につながる
開発現場では得られない体験

私は岡山県倉敷市で生まれ、大学も岡山。地元での生活を続け、親も安心する両備システムズに入社しました。2年目に福岡支店(現在の九州支店)へ異動し、問い合わせ対応や操作説明、エンドユーザー向けサポートを通じて、開発現場では得られない「病院の現場感覚」を体験しました。この経験が、後のグローバルな視点につながる第一歩だったのかもしれません。

もう一つの転機は、「新ビジネス開発室」への配属。スマートフォンが普及し始めた時期に、医療系システムに使われていた「PDA業務端末※」をスマートフォンアプリに移植するプロジェクトに挑戦しました。前例のない挑戦でしたが、文献を集め、アプリコンテストに応募しながら開発を進め、無事リリースへとこぎつけました。結果、多くの病院に導入され、その後の他分野へのアプリ展開の基盤となりました。

こうした経験を通じて、ローカルに閉じこもるのではなく、積極的に外へ飛び出すことの重要性を実感しました。そして、さらに広い視野を持つ機会が訪れたのです。

※PDA(携帯情報端末 Personal Digital Assistant)持ち運んで使用できる小型の情報端末。データの読み取り、入力、検索など、業務に必要な情報を扱うことができる。

「身近な違いに目を向ける」という
JBで学んだグローバル視点

両備グループには、若手を中心に構成される「ジュニアボード(JB)」があります。私は2015年、第55期メンバーに選出され、1年間の任期を務めました。JBの役割は、グループ内の課題解決や将来の事業について研究し、経営陣へ提言すること。私たちのテーマは「グローバル化」でした。

活動は、小豆島での合宿からスタートし、夏には2週間のヨーロッパ視察へ。秋には、「グローバル人財の育成」と「岡山のインバウンド対策」に焦点を絞り、具体的な提案をまとめました。私は「インバウンド対策」を担当し、外国人観光客が多く訪れる佐賀県を視察したり、ターゲット国であるタイを訪れたりしながら、岡山を魅力的にPRする施策を練りました。

この経験で得たのは、グローバルとは「海外に出ること」だけではなく、「異なる価値観を理解し、適応すること」だという気づきです。JBでは、普段接点のないグループ会社のメンバーと協力し、議論を重ねました。異なる業種・職種のメンバーと交流する中で、新しい視点を得る機会となり、「まずは身近な違いに目を向けること」がグローバルマインドを育てる第一歩だと実感しました。

バンド活動をとおして、
ローカルの価値を再認識

JBでの活動を通じて、私がこれまで取り組んできたローカルな経験も、実はグローバルにつながっていることに気づきました。例えば、福岡支店での経験や、新ビジネス開発室でのアプリ開発は、新しい環境や価値観に適応する力を養う機会だったのです。

また、私は両備グループ公式バンド「オルケスタ・デ・ブルースプリングス」に所属し、ギターを担当しています。音楽を通じて、普段業務では関わらない人たちとつながり、役職や世代を超えたコミュニケーションが生まれます。両備グループフェアでは、多くの従業員や来場者の前で演奏を披露し、一体感を感じることができました。音楽が国境を越えるように、ローカルな活動も視点を変えればグローバルにつながっているのだと実感しました。

ローカル体験を大切にしながら
視野を広げ続けていく

両備システムズは、環境やお客様に恵まれ、ローカルにとどまり続けることも可能な会社です。しかし、それではもったいない。JBやUnder30といった社内の成長機会を活かし、グループ全体の動きを知り、経営陣の考えを理解することで、自分自身の可能性はどんどん広がっていきます。

私はこれからも、ローカルな経験を大切にしながら、視野を広げ続けたいと考えています。そして、ローカルを広げていくことで、世界そのものを「自分にとってのローカル」にしていくことができると信じています。

応募者へのメッセージ

就職活動は大変ですが、社会に出て何十年も働き続けるのはもっと大変です。だからこそ、息抜きとなるような没頭できるものごとを見つけ出すことが大切。それをうまく見つけられれば、楽しいだけじゃなく、仕事にもプラスになるし、人生を振り返った時に、大きなものが得られているはず。

定番の言い訳は「時間がない」ですが、時間は作ろうと思えばいくらでも作れると思っています。二児の父ですが、平日も朝1時間早く起きて資格の勉強をしたり、帰宅して家族が寝静まってからギターの練習をしたり、週に最低1回はランニングに出たり。会社の野球部にも参加しているし、以前はバドミントン部にもサッカー部にも参加していたほどです。

もちろん、週末は掃除をはじめとした家事や子守をしっかり務めています。先日、子どもの保育園でキックベース大会が開催されたのですが、子どもに少しでもかっこいい姿を見せたいと、全力で取り組んだ結果、二年連続個人賞を受賞。こんな風に「公私ともどもいきいき活躍している父の背中を見せる」のも、大事な役目だなと思っていますから。

ENTRY